さみげたんの俯瞰風景

この年で黒歴史を塗りたくるのも悪くない

最初で最後の…「大好き」

レポート終わったのでレポートを書こう()

そらのおとしものfinal 永遠の私の鳥籠 f:id:samigetan:20140501221745j:plain

大阪まで観に行ったんで、まとめていく

ネタバレがや ば いので注意。備えよう

 

 

 

 

 

・世界観

原作からの変更点は主に2つ。

カオスが陣営にいること、本来は登場しないストーリーに風音が登場すること

このことから劇場版は

そらのおとしものf(TVシリーズ2期)

:時計じかけのの哀女神(劇場版一作目)

と世界線を共有していると思われる

 

時系列的には f => 哀女神 => 鳥籠だが

哀女神と f のストーリーは繋がっていない

(カオスが家にいない。シナプスで修復中という考えもできる)

よってアニメ時空と映画時空がここでひとつに重なった

 

余談だが、前作の劇場版では独自のストーリーが展開され、

風音の消息は確定しなかった

(風音は異空間へ転移。ED後、

夕暮れの丘で智樹が手前に振り向き、微笑む→END)

今作で登場したときには胸が熱くなる思いだった

・かざねさん  f:id:samigetan:20140206114506j:plain

相変わらずスタッフに愛されている風音さん

メインヒロインを退いてなおかわいい、出番多い、そしてかわいい

今回は主にカオスのお守りがお仕事

他ヒロインが服を脱ぐなかで↑が唯一の濡れ場。心の余裕が見えますね

・かおすさん  f:id:samigetan:20140501225625j:plain

アニメ二期で巨大化、姉ちゃんズに叩きのめされて保護

そしてやっぱりロリに戻る

そらおと空間に混ざってる姿は原作のそのあとを連想させてぐっときた

 

…ぐっときたんだが

精神レベルは11巻(智樹と遊んでたあたり)のままのようで…

これは後で書いていこう

・ストーリー  f:id:samigetan:20140501230330j:plain

参考文献は11巻です()

このシーンを見たら大体分かるが、

今回のメインはインプリンティングを解いてしまう話だった

ぶっちゃけ20巻はほとんど入ってない

(冒頭~智樹がシナプスに上陸するまで)

 

そらおと全編でもかなりいい話。今回もスタッフの構成力は凄かった

イカロスが滅茶苦茶可愛くなってた。流石メインヒロイン

(特に飛翔シーンでの早見さんの演技は必見。オリジナル台本での絶演は圧巻

今作では全編通してかなり感情を滲ませた演技をしていた)

・叩きます   f:id:samigetan:20140501231346j:plain

上映時間が1時間と短い。

勿論端折った感じではなく、一つの話としては完成している。

それでもやっぱりアニメからの悲願、シナプスの王を殴るシーンや

大団円をスクリーンで期待していたことは否定できない

(イカロスのラブストーリーということならEX2もすごくいいと思う)

下手に原作最終巻を匂わせたことが裏目に出たような

 

シーン選びも疑問が残る。

前述したカオスは不安定さを残した描写がなされていること

(風音に対する「おいしそう」という発言、シナプスを「家」と認識している等)

原作√に回帰するために意図的に歪を残していると思われるが

作中では特にアクションを起こさない以上、投げっぱなしな印象を受ける

他にも血まみれのスガタ等、回収しなかった要素が見られた

・総評f:id:samigetan:20140501233058j:plain

OVAとしては100点、劇場版としては70点といった印象

オリジナル性の強い脚本でありながら

イカロスのラブストーリーとして完成している

やはりスタッフの構成力は素晴らしい

 

もっと描いて欲しかった。最終巻刊行に合わせたのだろうけど

ファンとしては半年待ってでも、最終回を最後まで観たかった

 

上映時間はどうにもならないにせよ、

「そこじゃないよ!」って話に時間を押された感じだった

ラストということで、全ヒロインに出番を作っていたが

前作の流れでイカロス一本に絞ってもよかった

 

・最後に

冒頭、回想に入るときの智樹の台詞

「ずっとそばにいるって、言ったじゃねえかよ!!!」

この劇場版を象徴する台詞だった

これを聞いたとき、20巻の最後のシーンが脳裏に浮かんだ

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なぁ…イカロス…

 

とりあえずさ…ずっとそばにいていいから…