war in the pocket
どっちかっつーとクリスマスに観るものなんだが…
先日ガンダム好きの友人が遊びに来てたんで
ポケ戦。何気に初見だった、というか昔のガンダム見て無さ過ぎ
ZZすらまだとかにわかなんてレベルじゃねー
…エグイとか聞いてたけどまさかここまでとはね
三時間のうち、二時間くらいはアルくん無双
カメラデータから連邦のコンテナが見つかる
→ジオン軍のMS搬入先を突き止める
→連邦軍基地内の間取りを晒す
→アレックスの所在を撮影する
…これはいい転がし屋になれるな
アナハイム社に歓迎されることだろう
少年は全編を通してほぼ全ての事件を目撃する。
拡大する戦火を前に、その小さい手では何も止めることができなかった
アルが傍観者だとすれば、クリスチーナに関しては部外者もいいところだった
結局のところ、最後まで何も知らされずに幕を閉じる
仕事とプライベートの両方に対して抜け目無い
クリスの立ち振る舞いは二人と対照的に大人びた美しさを帯びていた
テストパイロットとしてのクリスもまた、一貫したものだったんだけど
余談だが、コロニー内でのザクの倒し方といえばファーストのアレである
ミンチもあれだが、ケンプファーのコクピット描写なんか
今の深夜帯じゃあ絶対にできんだろうな…
世界一かっこいい緑ザク乗りも
虚勢を張らずにはいられない一人の小心者に過ぎなかった
彼もまた一人の子供だったのだろうさ
サイクロプス隊の面々で所謂、成果ある死に方をした隊員は一人も居ない
要は無駄死にだったわけだ。
バーニィを「コロニーを守った英雄」にしなかったあたりに
ポケ戦の味わい深さがあると感じた
戦争終結の1週間前
止められなかった闘い。失った大切なもの
兄のような男の死別と姉のような女性との別れ
真実はクリスマスの喧騒に紛れ、小さなポケットの中に転がっていた
完全に余談
鬼畜アレックスをジムで封殺しようと躍起になったのはいい思い出
クリスのスーツ姿はいい、パイロットスーツはもっといい
実にガンダムらしいヒロインだと思った