「DolL」その1
結構前に決闘者仲間とやったCOCが凄く楽しかった。
録音ファイルが送られてきたのでssの練習にでも。最早日記ですらない
シナリオ:ニコのブロマガよりおぎーノ氏「DolL」
http://ch.nicovideo.jp/lag_ogyno/blomaga/ar410009/#comment_field
+GMの独自解釈
PL:里見蓮太郎(さみげたん)
・male・私立探偵・17歳
STR:12 DEX:16 INT:14 CON:9 APP:13 POW:11 SIZ:15 SAN:55 EDU:14
アイデア:70 幸運:55 知識:70 ダメージボーナス:1D4
初期SAN値:55 MP:11 耐久:12
医学:50 聞き耳:80 心理学:80 追跡:50 図書館:80 マーシャルアーツ:61 キック:60 目星:80
はじまりはじまり。
…気が付くと知らない場所に立っていた。
{SANチェック}:50 成功
???「…!? ここは…何処だ…?」
慌てて自分の姿を確認する。■■■の学生服だ。
眠っていた記憶は無い。まるで瞬き一つする間に、
この場所に誘い込まれたかのような…
そこまで思考した瞬間、あることに気付き愕然とする。
この部屋に立っている。[その直前までのことが記憶から消えてしまっていた。]
???「俺は…そうだ、蓮太郎。」
それが自分の名前であることだけは憶えている。
それ以外。
自分が何をしていたか。
自分が何者であったか。
親は。友人は。家は。何を好み、何を嫌悪していたか。
その全てが抜け落ちてしまっていた。
ひとまず現状の確認に取り掛かる。
明りの灯った部屋には三人分の簡易なベッド、少し高いところにあるガラス窓からは
オレンジ色に煙った空が見えている。出入口らしき扉もあるようだ。
蓮 (ベッドは…無人か)
{目星}DR:94 失敗
(中には何も無いな)
~~
GM「クソ中のクソ」
さみ「ファンブル見えるゾ」
GM「だがセーフだ、良かったな」
さみ「窓ガラスあるけど、どうする?割る?」
GM「空から御大降って来るかもよ」
さみ「扉行こうか」
~~
ここに居ても埒があかないだろう、扉の方へ向かう。
扉に耳を寄せ、向こうの様子を伺うことにする。
{聞き耳}DR:73 成功
人の気配は無いが、火がパチパチと燃える音が聞こえてくる。
少し扉を開いて中を確認すると、机、3台の椅子、暖炉が視界に入った。
蓮 (燃えていたのは暖炉の火だったか。)「ん…?あれは」
暖炉には大きな鍋が火にかけられていた。
ここは食堂のようだ。
扉の影からは見えなかったが、奥に続く三つの扉があることに気付く。
机の上には豪勢な食事とメモが置かれていた。
書かれていた内容は…
「とりあえずこれでも召し上がって待っていて下さい」
「食材は自家栽培のものです」
「時間になりましたら、係りのものがお迎えに上がります」
そのようなことが書かれていた。
隣にはハンバーグ、スープ、ワインといった洋食が並んでいる。
蓮「…っ」
{目星}DR:100 ファンブル
~~
さみ「描写して」
GM「とても おなかが すいてきたようだな」
~~
空腹が語りかけてくる。
…食べなければ。
この色。この艶。この匂い。
あらゆる記憶が消えた今、いや今だからこそ確信できる。
自分はこれを食すためにこの世界に連れて来られ、
いや、この世界に生を受けたのではないか…!
蓮「あ、やべぇこれ人肉だ」
{SANチェック}:3 成功 正気度55→54
~~
GM「硬っ」
さみ「ふはは」
GM「しかし正体を知った状態で口に含んだのでもう一回だ」
さみ「えっ」
{SANチェック}:97 失敗 正気度54→49
{アイデアロール}:成功 発狂 12T この場から逃走
「「出目極端過ぎない?」」
~~
蓮「~~っ、ぉえぐっ、グッ、ゴホッ…んで、あんなものがっ…」
ハンバーグは死肉、スープには人間の舌が入っていた。
感触に覚えがあるということは、医学の覚えでもあったのだろうか。
それとも、自ら好んで人間の部位を食し、蹂躙する異常者だったのか。
ともかく元来た部屋に這いずるように逃げ込み、臓腑からこみ上げる
嘔吐感にしがみつくように吐き出し、舌に残る感触をベッドに擦り付け、
震えが止まるまで膝を抱え込んだ。
落ち着きを取り戻し、再び食堂に入る。
散乱した食器類から目を逸らすと暖炉、そして鍋が見える。
一先ず火に掛けられた鍋を外してテーブルの上に置く。
念のため、先程の部屋から拝借した敷布団を押し付けて暖炉の火を消し、
中を調べたが何も見つからなかった。
…鍋の中身は見覚えがある。さっき食べたシチューだ。
{目星}DR:成功
嫌悪感を押し込めつつ鍋の中を凝視すると、大きな塊が浮かび上がっていることに
気が付く。
蓮「…どうなってんだよ、一体…」
それは人間の右足だった。
{SANチェック}:失敗 正気度49→45
蓮「…っは、は…畜生っ!!」
…この場所は異常だ。
これ以上こんな部屋には居られない。
早く、早くここから出なければ。
{聞き耳}DR:成功
奥に続く3つの扉の内、半ば直感的に右の扉に体を寄せようとしたそのとき
[カチャッ]
反射的に身を翻す。中央の扉がゆっくりと開き、細い影が室内に伸びる。
「__ようこそいらっしゃいました。お食事は口に合いましたでしょうか」
部屋の中から現れたのは、自動人形の少女だった。