これが未来だというなら、いっそ
ニコ生アンケ結果を確認→睡眠→本編視聴→今ここ
さて、ケリをつけにきたよ
例のごとくネタバレ注意…ま、ネタバレってほどのことは書けないか
一つ一つ挙げていったらきりが無いんで、一番言いたいことだけ。ってことで
・話の解釈
本筋を明らかにすることはやっぱり重要。合ってるかどうかはさておき。
Cパートの化物…アザミ。異能の力を持つ蛇達の主
蛇の能力は、「大切な人とずっと幸せに暮らせる世界」のシステム(カゲロウデイズ?)
死んだ人間にそれぞれの能力を与え、命の代わりになること
だけど、「願いを叶える能力」の蛇だけがそれを良しとしなかった→ラスボス
アザミからシステム権限を奪い取ったラスボスは
宿主となった人間のコントロールを得ることができるようになった
願いを叶える能力には発動条件があった
アザミの直系の孫娘であるマリーが女王として覚醒すること
「既に死んでいる人間の蘇生」は難しく、他の蛇も一箇所に揃える必要がらしい
覚醒までに蛇が欠けてしまえば、願いを叶えることは出来ず能力は発現しない
願いを叶える能力を使うとラスボスは宿主のコントロールを失う
(完全に解釈だが、異能を提供した時点で「命の代わり」になってしまうんじゃないか)
あと、覚醒した女王にもシステム権限が劣るんじゃないかと思う
(そうでなければ他の蛇持ちを殺せばいいだけ。ループに持ち込む必要がない)
だからマリーの覚醒に立会い、彼女を絶望させることで
女王の権限で「時間を巻き戻す」ことに願いを改変、自身の存在を永遠にしていた
目の力で強靭になったコノハの体は最高の舞台装置だったんじゃないかな
その場面に割って入ったのがシンタローとアヤノ
恐らくシンタローの能力はいわゆるフラッシュバック
マリーとの接触でシステムへの接続方法を思い出したシンタローは
自殺することでアヤノを迎えに行った
シンタローが「目に焼き付けていた」マリーとの約束を
アヤノがマリーに伝えて絶望を振り払った
ラスボスはコノハを殺害、システムに飲み込んで新しい宿主にしたが
乗り移った宿主、コノハの願いであるヒヨリの蘇生を叶え、
コノハの命の代わりになって消滅した
・この作品の違和感
↑で書いた話がしたかったのだと仮定して、一言で言うと「スポットを絞れていない」
例えば主人公であり、明らかにラストを持って行ったシンタローに関して
・1話 エネといちゃつく。拉致され逃げて拉致される
・2話 出番無し
・3話 1話別視点
・4話 出番無し
・5話 半裸拘束。以降単独行動
・6話 貴音をボコる
・7話 拉致現場を目撃。特に何もしない
・8話 アヤノの写真を発見。半覚醒したマリーと接触 ロスタイムメモリー
・9話 ヒビヤの話を聞く
・10話 出番無し
・11話 自殺 アヤノ回収
・12話 駆けつける
お気付きだろうか、こいつメカクシ団とさっぱり交流してない
こいつがどうやったら
僅か一日で、人見知りのマリーと、悲痛な約束を交わす信頼関係を築くんですか
これが一番致命的。
2話、4話A、6話、10話etcと大して効果も無い過去話に時間を食って
肝心の現在の人間関係がさっぱり構築されてない
自殺に踏み切ったのがアヤノを救うためだとしても
「今のシンタローにとってのメカクシ団」は
いきなり拉致られた、好意的に見ても妹の友達ってくらいのもんで
極論、間接的な死因になったメカクシ団からアヤノを遠ざけようとする方が自然
せめて今のシンタローにとって、メカクシ団が大切な存在なら良かったんだが
「前回の記憶」ってだけが助ける動機ってのはあんまりだと思う
やりたかったことはわかったし悪くなかったんだが、
導出までの過程にノイズと欠損が多過ぎるってのが総評だったかな
逆に最終回としての出来はほんとに悪くない。
アンケみたいな評価はしてないよ
とりまお疲れ様。アヤノが生きてたのは個人的には嬉しかったよ